「リンパ浮腫」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか?
癌の既往歴のあるクライアントがいらした際、皆さんはどのようなことに気をつけていらっしゃいますか?もし、そのクライアントが腕や脚のむくみ軽減を希望された場合、どんなトリートメントをされますか?
その際に気をつけて頂きたいことがあります。
それは「リンパ浮腫」の可能性を考慮することです。リンパ浮腫とは何らかの要因によりリンパの流れが阻害されて起きる病的な浮腫です。特に乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの手術または放射線治療によりリンパ管やリンパ節にダメージを受けた方々に最も多く見られます。
リンパ浮腫の方は腕や脚のむくみや重だるさなどを主訴とされることが多いのですが、血行を促進したり、温めたり、筋肉をもみほぐすようなトリートメントではかえって症状を悪化させてしまう可能性があります。
現在はリンパ浮腫についての情報も多くなっていますが、患者様ご自身にリンパ浮腫の認識がなかったり、間違った知識をお持ちになっていたりする場合もあります。また、リンパ浮腫による症状以外のことで受ける施術(例えば肩こりや腰痛など)
が、リンパ浮腫を発症させたり、悪化させてしまう可能性もあるのです。ですから安全で適切な施術を提供するために、セラピスト側も浮腫についての基礎的な知識を持ち合わせていることがとても大切だと思います。
コンサルテーション時に浮腫の可能性をどのように推量し、自身のトリートメントの中で何が可能で、何をすべきでないのか等、大切なお客様に適切な対応・施術を行うために、セラピストの方々に是非知っておいて頂きたいリンパ浮腫についての基礎的な事柄をお伝えします。
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